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ハンドメイド作家に向いてない?初心者がやりがちな5つの失敗~売れないとあきらめる前に~

かじぃさん

 

初めまして。こんにちは。梶本と申します。

湘南エリアにある寒川という町で『パンドラのはこ』という名前の、ハンドメイドのお店を展開しています。

>>オーナー挨拶

 

TVや雑誌で特集されている売れっ子のハンドメイド作家に憧れて、ハンドメイド作家を志す方は多いです。

お昼のテレビ番組でも、時々ハンドメイドの特集が取り上げられていますね。

「ハンドメイドで〇〇円稼ぐ!」なんてテロップで出ていたら、確かにとても魅力的に見えます。

お家で過ごしながら、副業として手軽に始めらるハンドメイド。

しかし、誰もが簡単に売れっ子の作家になれる訳ではありません。

ハンドメイド作家に向いていないんじゃないかしら…と思い悩み、ハンドメイドに飽きて辞めてしまう方も時々いらっしゃいます。

 

今回は、ハンドメイド初心者がやりがちな失敗例について記事を書いてみました。

 

目次

ハンドメイド作家に向いてない?初心者がやりがちな5つの失敗~売れないとあきらめる前に~

 

ハンドメイドアクセサリー製作

①いいものを作れば売れると思いがち

可愛い物、素敵な物を作りさえすれば、売れる。

特にハンドメイドを始めたばかりの作家さんに、多い考えです。

いい物を作ったからと言って、必ず売れるかといえばそうではありません。

 

作家さんにとって「いいもの」を作ったつもりでも、作品を購入したいお客様にとってそれが「いいもの」とは限りませんよね。

 

あなたの作品を購入したいお客様は、どんなお客様でしょう。

あなたのお客様が「これがいい!」と思ってくれるような作品を揃えてみましょう。

 

②安くすれば売れると思いがち

ハンドメイドを始めたばかりの作家さんの作品は、安価な価格設定の作品が多い傾向にあります。

お話を伺うと「安くしないと自分の作品が売れるか分からないから…」「安めじゃないと、まだ売れるか自信がないから」「高くしたらお客様に悪いから」と話をする方が多いです。

中には、明らかに原価割れ(材料費の方が価格が高い)しているものも。

 

作品を購入してもらうために安い価格で設定しているお気持ちは分かります。

しかし、安くしても、作品が売れるわけではありません。

 

お客様にとって買う必要が無ければ、どんなに安くても売れません。

 

例えば、私はひげが生えないので、髭剃り用のシェーバーが90%OFFになっていても自分には必要ないので買いません。

 

安すぎる価格に対して「ちゃんとしたもので作ってないから安いんでしょ?」「私はしっかりした物が欲しいから、安いのは買いたくないの」というお客様も、中にはいらっしゃいます。

 

お客様にとって、安いものが必ずしも欲しい物、買いたいものとは限りません。

 

③「作ること」と「売ること」は別物と言う認識がない

 

わからない

 

あなたは、ハンドメイド作家さんのお仕事の範囲をご存じでしょうか。

ハンドメイドを始めたばかりの方に伺うと「作品を作ること」がお仕事だと捉えていらっしゃる方がとても多いです。

 

確かに、作品を作ることもお仕事の1つ。

しかし、作ってそのまま何もしなければ作品は売れません。

 

「作ること」と「売ること」は別物です。

 

作ることはもちろん、売ることにも向き合っていく必要があります。

 

例えば、作品を分かりやすく伝えるためのPOPや、見やすく飾るディスプレイ。

作品の価格を決めたり、デザインを決めることも、素敵な写真を撮ってSNSで紹介することも「売ること」に通じます。

イベントに出店する、ハンドメイド作品を取り扱って販売してくれるお店を利用する、ネットショップアプリに登録して出品してみる。

この辺りも、全て「売ること」ですね。

 

ハンドメイド作家さんのお仕事は、「作ること」はもちろん、自分の力で販路開拓をして「売ること」も含まれます。

そして、作ること以上に売ることに向き合うからこそ、作品の購入に繋がっていくのです。

 

④面倒くさい数字は見ない

あなたは自分の作品を作るために、毎月どれくらいの予算を組んでいますか?

実際に材料を仕入れた金額や、仕入れに行くための交通費。仕入れの際に送料にどれくらい経費が掛かっているかを把握していますか?

 

ハンドメイド作家さんがやりがちなのが、材料費は計算に含めるけれど、その他かかっている経費は計算に入れていない、というもの。

例えば、仕入れた材料を配送して頂く際の送料や、お店まで足を運んだ際の交通費、ガソリン代、駐車場代。

生地を水通しした際の水道代。

スマホから写真を撮ってSNSにupして紹介するにも充電しないと動かないので、電気代がかかりますね。

 

もちろん、ご自宅でハンドメイドを行っている方が大半だと思いますので、厳密に算出するのは難しいのが正直なところ。

ですが、概算で「これくらいは作品作るのにかかってるかな?」という目安の数字は意識しておいて欲しい部分です。

 

細かな数字を追うのは、面倒くさい作業ですよね。

嫌になる気持ち、とても良く分かります。

 

ですが、数字を見ない作家さんは前述した「売ること」に、そもそも向き合えていません。

経費のマイナスを利益でプラスに変えていかないと、作品が売れていても赤字ばかりでハンドメイドそのものを続けられなくなってしまいます。

 

⑤情で物事を判断しがち

後悔

ハンドメイド作家さんのお悩み相談で多いのが「お友達に頼まれて作ってあげたら、お友達が別の友達の分も、そのまた別のお友達の分もお願い!と言われて断れないでいる」といった類のもの。

お友達が別の友達を紹介してくれていて、一見良いことのようにも思えます。

しかし、よくよく話を伺うと「最初に頼まれたお友達は、自分のお友達だからお代は頂けなかった」「お友達の分だけならいいんだけれど、材料を揃えるのは自分持ち。作ったものはただで渡さなきゃいけない空気感で、モヤモヤしている。お友達のお友達だけど、自分にとっては全然知らない人なのに。でもお友達の頼みだから断りにくくて」と話しをするではありませんか!

 

「○○さんとは友達だから」

 

ハンドメイド作家さんは、このように情で物事を判断して後で後悔をしてしまう方が非常に多いです。

 

お友達だからこそ、本来であれば、一番の理解者、協力者にだってなりえる存在ではないでしょうか。

もし仮に、私があなたの友人であったなら。

あなたが本当のことを言えずに、モヤモヤとストレスを抱え続けていたと後で知ったら「お金のことをどうして最初に言ってくれなかったの」と、とても残念な気持ちになります。

 

そうなってしまうと、お互いにモヤモヤ。

後味の悪い取引になってしまいますね。

 

ハンドメイドをお仕事として位置付けていきたいのであれば尚更。

情に流された判断にならならないように、気を付けたいですね。

 

売れるハンドメイド作品にある共通点3つ

①お客様軸の作品

ハンドメイド作家さんは「自分がいいと思う作品」を作りがちです。

しかし、実際に売れているハンドメイド作品は「お客様がいいと思う作品」です。

 

この違いは「自分軸で作られた作品」か「お客様軸で作られた作品」か。

 

これまで自分が作りたいもののみを自由に作ってきたハンドメイド作家さんは、時にはお客様軸の作品に挑戦してみてはいかがでしょうか。

お客様の視点で作品を作るのって、意外と難しいのです。

 

②作家さんにファンがついている作品

自分がいいと思う「自分軸の作品」を作っていても、どんどん作品が売れる作家さんもいます。

それは、作家さんにファンのお客様がついている作家さん。

 

作家さんの屋号、作家名がブランド化されているので、ファンのお客様は作家さんの作品を待ちわびています。

 

ハンドメイドでファンのお客様を持つには、どんどん自分から仕掛けていく必要があります。

お客様をただ待っているだけでは、ファンは作れません。

既にファンがついている作家さんは、あなたが知らないところで、相当な労力をご自分のお客様に向けていらっしゃるのです。

 

③人の心に刺さる作品

芸術作品に共通しているのは「人の心を打つ作品」であること。

絵画でも音楽でも、映画や書籍でもそうですね。

ハンドメイドでも、同様のことが言えます。

 

では、人の心に刺さる作品とはどんな作品でしょうか。

 

ただ何となく作って、ただ何となく出した作品と、作家さん自身の背景や作品に対する思い入れが文章に乗っかった作品。

インターネットで探しているときに、あなたはどちらの作品に興味をそそられますか。

 

今は、作品のクオリティだけではなく、作家さん自身のストーリーも見られる時代になってきています。

 

売れるハンドメイドにするために、パンドラで取り組んでいること3つ

①お客様に作家さんのストーリーを伝える

作家さんより、お客様にお伝えしたいエピソードをお伺いした時には、作品を見に来てくださったお客様にお伝えしています。

お店に来店が出来る方は口頭で、遠方の方には、live配信を通して生の声でお伝えするようにしています。

 

作品と一緒に、作家さんの作品に対する思いや、お客様へのお気持ち。作品を手掛けた背景などをお伝えすることで、作品に対する興味が強くなることがあります。作家さんの思いを知って、ファンになってくださる方もいらっしゃるんですよ。

 

②お客様に作品を購入した後のイメージを持たせる

SNSからの作品の紹介や、夜のlive配信の時に意識的にやっているのが「作品を購入した後のイメージを持たせる」ということ。

作家さんにとっては、作品が売れたことはゴールかもしれませんが、お客様にとっては作品を購入した時がスタートになります。

 

作品をどうやって使っていくのがオススメ?使用シーンはどんなシーン?どんな使い方が出来る?家族の中で、誰が使うと良さそう?そういった部分を、お客様にイメージさせます。

 

作品を購入した後のイメージが湧かないと、そもそも使う気になれませんよね。

 

お客様に購入した先のビジョンを思い描いて頂くのは、ハンドメイド販売において重要な位置づけです。

 

③作家さんに自由度を持たせる

パンドラの作家さんは、アグレッシブ(行動的)な方が多いです。

パンドラの基本的なルール(利用規約)の範囲内であれば、私は作家さん方の自由意思を尊重したいと考えています。

 

そのため、作家さん同士でいくつもの企画の話が持ち上がったり、ジャンルの異なる作家さん同士でコラボして新しい作品が誕生するといったことが多々起こります。

 

そして、何より作家さん方が自由に活動していてとても楽しそう!!

あまりにも楽しそうなので、見ていて私も「一緒に参加させてー」と、乱入することもよくあります(笑)

 

これまでに実際にあった企画

・つまみ細工作家さんと布マスク作家さんのコラボ企画「布マスクを作った後の端切れで、つまみ細工の手作りを楽しむキットを作ろう」

・水引作家さんとレジン作家さんのコラボ企画「水引と押し花を合わせた新しい作品を作ろう」

・水引作家さんと編み物作家さんのコラボ企画「布マスクでオシャレを楽しもう」

・パワーストーン作家さんとオラクルのワークショップのコラボ企画「オラクルを引いてあなたに必要なパワーストーンを見つけます」

・オープンチャットの作家さんとzoomでお茶会

・作家さんをゲストに呼んでラジオ配信

 

これらは、パンドラから「こんなことをやって欲しい」と提案をしたわけでも、指示をしたわけでもありません。

パンドラの作家さん方が主体となって、自分たちで考え、発展した企画です。

 

企画を行うことで作家さん同士の繋がり、絆ができています。

 

そしてその繋がりこそが、パンドラを利用している作家さんが売れるハンドメイド作家へと成長するための仕掛けだったりもするのです。

(※詳細についてはハンドメイドコミュニティで詳しくお伝えしています)

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ハンドメイドコミニュティ moiraiでは、ハンドメイド作家さんが苦手な「売ること」についての考え方やサポートを行っています。

blogの内容をより深く掘り下げて、お伝えしています。

ハンドメイドコミニュティのメンバーさんも募集中。

真剣に「売れるハンドメイド」を目指したい方は、お待ちしています。

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この記事を書いた人

起業4年目。リアルよりwebの世界が得意。
チャンスをつなぐプロ。
なぜかやたらと運がいい人。
実店舗4年経営、
リアルイベント、オンラインイベントの
主催、企画運営経験あり。
オンラインサロンのオーナー。
好きな言葉『精神は肉体を凌駕する』