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ハンドメイドでもペルソナ分析は重要!
今やハンドメイドでも食べていける時代!
実際にハンドメイドで安定的に収入を得られている作家様もいらっしゃいます。
では、なぜハンドメイドで収益を上げていくことが可能になったのでしょうか。
それには、昨今のハンドメイドブームを始めとした、時代背景が大きくかかわってきます。
例えば・・・
・ハンドメイド市場全体の拡大
・ハンドメイド作品の価値の向上
・市場のニーズ
・IT、アプリシステムの向上
ハンドメイド作家様から多く寄せられる質問
ハンドメイド作家様からパンドラに寄せられる質問に、こんなものがあります。
・どんなものが売れますか?
・何を作ったら売れますか?
・どんな人が買っていきますか?
・どんな人が来ますか?(客層はどうですか?)
これらの質問ですが、はっきり言ってしまうと「分かりません!」
何故なら、作品を購入するのは、お店ではなく「お客様」だからです。お店の好みのものを作っても、お客様が「いらないわ」と判断されると、当然ながら作品は売れません。
あなたがハンドメイド作品を購入するとしたら…?
あなたはハンドメイド作品を購入したことがありますか?
あなたがハンドメイド作品を購入した時の状況、必要とした背景は、どんなものだったでしょうか。
あなたがハンドメイド作品を購入した背景こそ、作品を購入したいお客様が作品を欲しいと思う背景に重なります。
『沢山の方に手に取って欲しいので、そんなハンドメイド作品を目指して作っています』
実は、多くのハンドメイド作家様が陥る罠はここです。
「沢山の方に手に取って頂きたい、そんな作品を作っている」ネットショップやblogでうたっている作家様ほど、委託販売ではあまり売り上げには繁栄されていません。「沢山の方に手に取って頂く」ための汎用性のある作品は、作品を必要としている人のためだけに作られたものでは、ないからです。
真夏の炎天下で甲子園観戦中に、「熱ーいお汁粉を提供されたら、あなたは買いますか?
想像してみましょう。
うだるような炎天下。かき氷でもあったら嬉しいのにな。
そんな時に知らない人から「ほら、コレ美味しいお汁粉だよ~!!」「出来立てアツアツの時に頂くのが一番美味しいよ!」「1杯たったの500円だよ!これ買ってよ~!安くしとくよ~!!」
そのお汁粉、あなたは心から欲しいと思いますか??
作品の売上げをupさせていくためには?
真夏に、涼を取れるものが必要とされるように。真冬に、暖を取れるものが必要とされるように。作品を必要としている人に、必要なタイミングで、適切にアプローチを行って「あなたが欲しいものは、今ここにあるよ!」と知らせること。これがとても重要になります。
お客様の声をフィードバックする意味
パンドラが行っているサービスの1つに「お客様の声を作家様にフィードバックする」というものがあります。
では、なぜ作家様にお客様の声をお伝えしているのでしょうか。
作品を購入してくださったお客様の性別、年代、家族背景、社会的背景…。作品を必要としているお客様の像が、ぼんやりと見えてきませんか?
たった1人のお客様に向けた作品が売り上げの鍵
マーケティング技法(ものを売るための技)の1つに「ペルソナ分析」という方法があります。お客様の仮面(ペルソナ)を被り、お客様になりきってイメージをして、たった1人のお客様に向けた作品を作ります。つまり、お客様の絞り込みを行います。
生産性が低く、オリジナリティを追求できるハンドメイドだからこそ、このペルソナ分析はとても有効に作用します。
ぜひ、お客様の絞り込みの練習をしてみましょう。
ハンドメイド作品の売上げupは一朝一夕にはならず
今回はペルソナ分析について触れてみました。
では、ペルソナ分析を行うと確実に売上は向上するのでしょうか?
ペルソナ分析は、お客様の絞り込みでしかありません。大切なのは、ペルソナ分析で得られた結果に基づいて作品を試作し、お客様の反応を分析、良かった点、不評だった点などを評価していくことなのです。挑戦と評価の、トライ&エラーのサイクルの先に、ようやく「お客様が求めている作品=必要としている作品」に辿り着くのです。