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売れている作品にあるもの
売れない理由は環境のせい??
「あのイベントはイマイチ人の集まりが悪かったから」「あそこのお店は人通りが少ないから」「あの人はケチだから、頼んでけれども買ってくれない」「作品の需要について聞いたのに教えてもらえなかったから」
だから、売れなかったんだ!!!
お客様の雑談を耳にしていると、よくこのような言葉が交わされていますが…果たして、そうなのでしょうか?
あのイベントは人の集まりが悪かったから!!
人の集まるイベント(場所)を提供したとしましょう。
両隣のブースには人だかり。「Instagram、見て来たよー」「Twitter見て来たよー」「この前のイベントで、今日ここのイベント出るって教えてもらったから来たよー」そんな会話が聞こえてきます。…事前告知が無かったあなたのブースには、誰もいません…。
人を沢山集めても「あなたの作品」「ハンドメイド作家としてのあなたの活動」を知っている人を集めないと、お客様にはなってくれません。
あそこのお店は人通りが少ないから!
賑やかな繁華街にあるお店に作品を委託したとしましょう。
「見せてくださーい」とお店に入って来たお客様は、店内を見て回った後、そそくさとお店を後にしてしまいます。なかなか、じっくりと見てはくれません。
人通りが賑やかな場所でも、道行く人が「お客様」になるかと言えば、そうではありません。
昨今のお客様は、事前に情報を得て、リサーチしてお店に来店をされる方がほとんどです。
あの人はケチだから、頼んでも買ってくれない!!
人が「購買意欲を掻き立てられるとき」は、どんな時でしょうか?
裕福であっても、そもそも買う必要のないものに人はお金を出しませんよね。
その人が、必要なものを提供されていたのでしょうか?必要のないものを、必要のないタイミングで売ろうとするのは、日中の砂漠でお汁粉を押し売りしているような状況と、何ら変わりません。(※ペルソナ分析の資料参照)
作品の需要について教えてもらえなかったから
そもそも、需要とは一体誰に対しての需要でしょうか?
お店の需要でしょうか?お客様の需要でしょうか?
お店の需要でしたら、いくらでも情報としてご提供致します。でもね、お店の需要とお客様が求めている需要は、そもそも一致しません。あなたの作品を購入されるのは、誰でしょうか?あなたは、誰に作品を購入して欲しいと思っていますか?
世界で最高のコピーライターと言われた男の話
ゲイリー・ハルバートという、今は亡き、世界のコピーライターと言われた男の、セミナーでの逸話をご紹介します。
セミナーの最中、ゲイリーは参加者にこんな質問をしました。
「もし、オレとあんたらがハンバーガーやを始めたとする。それで、誰が売れるか競争したとする。そしたら、あんたは、その競争に勝つためにどんな”条件”が欲しい?」
答えは、みんなバラバラだったそうです。
「隠し味に使う秘密のソースが欲しい!」「最高のハンバーガーを作るためには、最高の牛肉が必要だ!」「最高の場所!」「ブランド名が欲しい!」
ゲイリーは、このように答えました。
『OK、OK。あんたたちにその条件を全部くれてやろう。その有利な条件をあんた達にやったところで、オレはたった1つだけ欲しいものがある。それさえあれば、オレはあんた達全員を打ち負かすことが出来るぜ』
「一体何が欲しいんだ?」
群衆は尋ねました。
『オレがたった1つだけ欲しいもの…それは…』
ゲイリーは、こう答えました。
『…腹を空かせた群衆だよ!』
サービスの充実<空腹の群衆を探すこと
「お客様が、ピアスをイヤリングに交換して欲しいと行って来たら、変更するので教えてください」「サービスでは誰にも負けません!」「オーダーの相談も受けます」「サービスや熱意さえ伝われば、私の作品は売れるんです!」
果たして、いつ、お客様にそのサービスは伝わるのでしょうか?
空腹の群衆は、パーツ交換や色の変更よりも、今すぐに使える作品として探しに来られるのかもしれませんよ。
「調べる人」が増えてきています
では、今すぐに作品を手にしたい人は、一体どうやって探すのでしょうか?
皆さんは、『パンドラのはこ』というお店や、こちらのオンラインサロンの存在を、どんな方法で、どんな媒体で知りましたか?あなたが調べた方法と同じ方法で「調べる人」はまだまだ沢山います。
あなたは自分の作品を、あなた以外の回りの世界に知らせるために、どんな手段を用いていますか?あなたのメッセージは、ちゃんとお客様に届いていますか?