\11月5日より初心者向けコンテンツ一般販売開始!!/ 詳細はこちら

ハンドメイド作家様のためのマーケティング戦術~作品魅力が伝わる写真を撮ろう~

目次

ハンドメイド作品魅力が伝わる写真を撮ろう

作品の購入率は写真の良し悪しで8割決まる

スマートフォンの普及により、個人が掌の上でPCを操作している現代。ネットショップやSNSからハンドメイドの作品を出品、購入することも簡単な操作で出来るようになりましたね。

インタネットの媒体を通じた売買は、写真の良し悪しで作品の購入率に大きく影響するというのは周知のことですね。

どれくらい写真の写りが作品の購入に影響を与えるかというと、ネットショップからのハンドメイド作品の購入は、写真の良し悪しで実に8割決まると言われても過言ではありません。

写真を撮影する道具は買い揃えるべき?

ゆくゆくは、作品写真の魅せ方のクオリティを上げるためにもカメラや機材の購入は視野に入れてもいい部分です。

しかし、ハンドメイドで売上げが安定しない内は、初めからクオリティにこだわり過ぎて機材に投資を行うことは、大幅な予算オーバーに陥る可能性があります。

機材の購入の前に、本当に必要かどうかを慎重に考えることをオススメ致します。

カメラ購入費や撮影用の機材、小道具などなど、資金に余裕がある場合は購入も出来ますが、購入費をpayするためには作品をいくつ製作して、いくつ実際に売らなければならないか。

まずはそこの現実的な数字を出して計算を行った上で、写真に使う道具が必要かどうかを検討していきましょう。

 

例:5万のカメラを購入する場合

300円のアクセサリーを最低いくつ売る必要があるか。現実的な数字として、その個数はカメラを購入することで確実に売り切ることが出来ると言える数なのか。

年間でいくつ売らなければならないか、ひと月辺りだといくらか。売り切る期間はどれくらいを見込んでいるか。アクセサリーを売り切る前にカメラの不具合が生じる可能性はあるか。アクセサリーを作るための経費はいくらかかっているか。

それらを細かく計算して、カメラを購入した方が利得があると思えたならば、道具に投資してみるのも悪くはないでしょう。

スマートフォンの機能を利用しよう

今や多くの人が利用されているスマートフォン端末。このスマホにもカメラ機能が付いているものが多くありますし、画素数も申し分ありません。

光量や色彩、コントラストなどの微細な編集もアプリの機能を使いこなすことで、調整や修正を手元で行うことが出来ます。

ここでの講座は実践編として、今皆さんがお使いのスマートフォンを使用して、そこそこ見栄えのいい写真を撮影できるテクニックをご紹介たらと思います。

自分が使いやすいカメラアプリを1つ用意する

スマートフォンのアプリから「カメラ アプリ」で検索行うと、沢山のアプリが存在することが分かります。

いくつかインストールをしてみて、直感的に自分が使いやすいカメラアプリを最低1つ、用意しましょう。1つに絞れない場合は、2つ、3つとインストールして、場面や撮影シーンによって使い分けて構いません。

見栄えの良い写真を撮るコツ

①撮影前に「明るさ」を調整する

被写体(作品)を撮影する前段階で「明るさ」の設定を決めます。

撮影時の天候や、撮影時間、ライトの種類や有無によって、手動で調整が出来ればベストですが、フィルタやモードが既にアプリに組み込まれて決められている場合は、撮影シーンに合うフィルタを選んで設定します。

写真が暗い、画像が暗いだけで、ネットから見てもらえる率が大幅に変動します。明るさは妥協せず、暗い写真にならないようにしましょう。

被写体(作品)の輪郭が分かり、画面が全体的に白くならない程度の明るさで調整しましょう。

②背景を演出する

被写体(作品)の世界観に合う背景を演出します。

テーブルクロスなどの布を利用されるのも悪くはないのですが、折り目の影や、折り皺などが写真の雰囲気を壊してしまう可能性があるため、個人的にはあまりオススメは出来ません。

作品にハマる布があって、どうしてもそれを使いたい。作品の世界観が布にマッチする。など、布の背景によりメリットが大きくなる場合は、この限りではありません。

アクセサリーなどの小さな作品は「背景シート」というアイテムが色々ありますので、探されてみるのもオススメです。

ただ、背景シートを利用する場合は、作品の世界観とミスマッチを生じてしまったり、シートからはみ出した部分が映り込んだ時に違和感がありますので、ご注意ください。

比較的購入しやすく、セットで組まれていることが多いため、背景シートには利点もあります。が、購入しやすいが故にSNSで投稿した時に「なぜかみんなが同じ背景」という奇妙な現象が起こりやすいという欠点もあります。

ある程度大きさのある作品は、ホームセンターなどで「壁紙」を参考にされると良いかもしれません。

貼り替えが出来る「剥がせる壁紙」をテーブルなどに貼って撮影を行うと、広く雰囲気を作り出すことが可能です。

③小道具を準備する

被写体(作品)を全体的に見せるために必要であれば、撮影用の小道具を準備します。作品の世界観にミスマッチしないものを選びます。

和風の作品に英字新聞、などはミスマッチとなりますね。作品の世界観に合わせたものを選びましょう。

 

小道具の例:流木、ガラス瓶、レース、畳、フォトフレーム、陶器の器、ガーランド、スワッグ、大理石、フェザーなどなど。

 

背景に対して、小道具は1つ。多くても2つ。小道具が多過ぎると、作品が主役なのか、小道具が主役なのか、チグハグになってしまいます。

④撮影するときには斜め上から

被写体(作品)を撮影するときは正面からではなく「斜め」から撮影してみましょう。

作品によっては、影が立体感を出してより素敵な写真に仕上がることもあります。

光の反射によって、より魅力的な写真になることもあります。

実践編で実際に撮影して比較してみよう

売上げup講座~実践編~を受講頂いた参加者様にご協力頂きまして、受講中に撮影しました作品画像を使用させて頂きました。

まず、こちらが普段使用しているカメラアプリを使用して撮影した状態の写真になります。

「明るさ」の調整はせずに、自然光の光のみで撮影されています。

背景は白のクロス。撮影に使用する小道具は無し。正面から撮影しています。

こちらも普段使用しているカメラアプリを使用しています。撮影時の時間は15:00過ぎ。天候は曇り。

まず撮影前に「明るさ」を調整して頂きました。

海をイメージする作品なので、背景には西海岸風のブルーウッドの壁紙を使用。小道具に流木を2つ使用しています。

チェーンが分かりやすいように全体が見えるようにして、被写体(作品)の右側斜め後方よりスマホを構えて撮影しています。

いかがでしょうか。

おなじ被写体(作品)ですが、写真の撮り方、魅せ方で印象が大きく変わっていますね。

撮影時の注意点

①写真撮影時は、カメラは横向きで

スマートホンを立てに構えて撮ってしまいがちですが、写真を撮る時は横向きにした状態でスマホを構えて写真を撮るのがオススメです。

スマホ上では問題ないのですが、SNSなどに投稿した写真を第3者がwebページから見た時に、縦向きの状態て撮影した写真は横に膨張した状態で再現されていまい、せっかくの作品の魅力が損なわれます。

横向きの状態で撮影した写真では、膨張することなく、撮影した状態のままの写真で再現されます。

②手振れして写真がブレる

撮影時に手振れしてしまうと撮影した写真がブレてしまいます。

撮影時は、自分の肘をついて固定したり、スマホを構えた状態で余っている指を支点にして、固定して撮影する方法があります。

③作品に自分が映り込むことがある

キラキラ光る作品やミラー、陶器などの作品は、撮影時に反射で自分が映り込むことがあります。

特に正面から撮影するとスマホを構えている自分の姿が作品に反射して映り込んでしまいます。

また、撮影を行っている自分の影や、指などの身体の一部も映り込みやすいので注意が必要です。

作品の写真を撮られた際には「自分の映り込み」がないか投稿前に確認をしてみてくださいね。

気に入るまで何度でも撮ろう

1枚2枚の撮影で「写真が上手く撮れない」のは当たり前。

プロのカメラマンですら、奇跡の1枚の写真を撮影するまで何千枚も、時には何万枚も写真を撮られます。

それも、一流の環境、プロのモデル、道具を揃えている状態で、何千枚も何万枚も撮影するのです。

「写真が苦手」なのは、圧倒的に数をこなしていない場合がほとんどです。

まずは、撮って撮って撮りまくる!!沢山撮っていく中で、何となく構図や全体的なバランスや、光の加減や、感覚で身に付いてきます。

パンドラで写真を撮る時には、1回でバシッと決まることもありますが大体5~6枚くらいは同じ被写体(作品)で撮影を行います。

納得いかない写真の時には、それこそ気に入るまで何度もトライして気に入る1枚を撮影します。

年間トータルで換算すると、大体6000枚くらいは写真を撮影しています。

気に入った納得のいく1枚が撮れるまで、何度でも撮影してみましょう。