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新規のお客様とリピートのお客様について
新規のお客様と、リピートのお客様。
新作が出来たとき、作品を購入してくださるお客様になる可能性が高いのは、どちらのお客様でしょうか?
実は、新規のお客様に何かを購入頂くことは、リピートのお客様に購入頂くよりも5倍難しい!!と言われています。
これは逆に考えると、リピートのお客様に購入頂くには、新規のお客様の1/5の労力でアプローチすればいい、とも言いかえることが出来ます。
お客様がリピートしてくれる仕掛けを考える
お客様がリピートしてくださる仕掛けを考えて、作品と抱き合わせにしてお客様にご提示することで、お客様の印象が大きく変わります。
では、お役様にとって、リピートしたくなる仕掛けとは、どんなものでしょうか?
例①次回購入がお得になるような仕掛け
次回のお買い物で使える割引サービスなど
作品を購入されたお客様は、作品を気に入ってくださっている証拠!!
次回のお買い物でちょっとお得になる仕掛けなら、新作の登場を今か今かと待ちわびながら、日々のSNSやイベントの動向をチェックされている可能性もあります。
例②お客様の定期的な「困った!」を解決する仕掛け
定期的なメンテナンスの案内サービスなど
例えば、奮発して購入したシルバーのアクセサリー。
時間が経過すると酸化して黒ずんでしまう…。
購入後、一定期間ごとに「購入頂いた当時のように磨いて輝かせますよ」という作品のメンテナンスは嬉しいもの。
作品をご返送するときには、もちろん新作の案内も添えて。
例③お客様心理をくすぐる仕掛け
特別なお客様を演出するサービス
お誕生月に購入したら、おまけのプチギフトが付いてきた!
お誕生日を覚えていてくれたことも嬉しいし、粋な計らいのプチギフトも嬉しい。
特別なお客様という立ち位置も嬉しかったりします。
お客様の≪嬉しい気持ち≫≪優越感≫などを演出して「いつもの、この作家さんから買いたい♡」となると効果的。
例④お客様の未来の行動に仕掛け
未来の予約をお取りするサービス
ワークショップに来てくださったお客様に次回以降の予定をお知らせして、その時点で次の予約を取ってしまいましょう。
お客様が必要となりそうなタイミングで、行事の予定に合わせて「〇ヶ月後に予約をお取り出来ますよ」など、次の予約を埋めてリスト管理していくことが重要。ハンドメイドでの受注生産にも活かせそうですね。
仕掛けを計画的に管理していくためには?
誰に、どんな仕掛けを、どのタイミングで?何回打ち出していくか?
この辺りがとてもう重要になって来ます。
リピートのお客様の顧客管理を行う上で、お客様のリストがあると、とても便利ですね。
お客様の顧客リストを元にマーケティングの仕掛けを作っていくことを、リストマーケティングといいます。
お客様リストの確保と、リストの活用法
ワークショップ後にアンケート用紙をお配りして、お客様に必要事項を記入頂いてリスト化する方法や、作品を購入頂いたお客様にLINE公式アカウントに登録頂いてリスト管理する方法があります。
LINE公式アカウントよりクーポンの配布を行う、次回の出店予定のイベントの案内を行うなど、LINE公式アカウントにはリストを活かす方法も沢山あります。
少ない労力で、効果的な売上げupを目指そう
新規のお客様の1/5の労力で、リピートのお客様にアプローチが出来たなら、浮いたエネルギーを作品の製作に回したり、お客様への新しいサービスを考えることが出来ます。
そのことが、更なる売上げupに貢献できる可能性もありますね。
自分の販売スタイルに沿った顧客リスト管理①
ネットショップ
購入者様の情報が、そのまま顧客リストになる。
イベント販売
購入時にアンケート用紙の記入をお願いする。袋に品物を入れている間に記入してもらう。
ショップカードにLINE公式アカウントのQRコードや、SNSのアカウントの案内や、blogのURLを入れておく。
自分の販売スタイルに合った顧客リスト管理②
委託販売
ショップカードにQRコードを入れ、BOX内に掲示する。
お客様への特典を分かりやすいPOPで表示して掲示する。
作家様のSNSやblogなどで普段からお客様と交流を取り、イベント告知や特典についてお知らせする。
お店の人に協力を仰いでセールの対応など相談してみる。
(※相談に乗ってくれるお店かどうかの見極めも出来る)
リピートの積み重ね=信頼関係の構築
お客様にリピート購入を頂けることは、とても光栄なこと。
作品や作家様の人間性も含めて「もう1度買いたい!」と認めて頂けたということだから。
リピート購入の積み重ねが、お客様と作家様の信頼関係にも直結してきます。
信頼関係が出来たお客様は、お客様の知り合いに作品や作家様を紹介してくれるようになります。
お客様との信頼関係を築いて、ファンの方を大切に出来る作家さんでありたいですね。